ここは、デュエルアカデミア本校、オシリスレッド寮の万丈目準の部屋である。その部屋で今、2人のデュエリストが闘っていた…。
「いけぇ!E・HEROスパークマン!プレイヤーにダイレクトアタック!」
「…ふん!やはりオシリスレッドだな!!リバースカードオープン!炸裂装甲!」
万丈目が、伏せていたカードは「炸裂装甲(リアクティブアーマー)」。相手の攻撃モンスターを破壊するという罠カードである。
「!?うそだろ!?スパークマンがあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!てゆうかお前だってオシリスレッドじゃんか!」
ドゴオォォォォォン
無残にもカードの効果によりスパークマンは砕け散った・・・。
「俺のターンだな。ドロー!俺は手札より仮面竜を召還!そのままプレイヤーにダイレクトアタックだぁ!!」
ピピピピピピピピピピ・・・・・・・・仮面竜の攻撃により、十代のライフは0になってしまった。
「あ〜ぁ、負けちまった。容赦ないぜ万丈目〜。」
そのまま十代はベッドの上に横になり、万丈目に不平を言った。
「うるさいぞ十代。俺の勝ちは俺の勝ちだ。・・・人のベッドでくつろぐな!」
我が物顔でベッドを占領している十代を万丈目は叩き落とし…
どすんっ!
十代は見事に床とキスをする結果となってしまった。
「痛ってぇ!ひどいぞ万丈目〜だいたいそのベッドでかいんだからいいだろ?」
「万丈目さんだ。でかいとかそうじゃないとかの問題じゃない!嫌なもんは嫌なんだ!」
目くじらをたてて怒る万丈目に十代はつぶやいた。
「・・・・・・このベッドであんなこともこんなこともした仲だってのに・・・。」
「何の話だぁ!悪いが俺はお前とそんなことになった覚えはひとつもないぞ!」
万丈目は顔を赤くしながら、十代の言葉を否定する。しかし、十代は更に続けた。
「俺の脳内で・・・。」
「病院行って来い。そして二度と戻ってくるな。」
その言葉を聞いた万丈目のつっこみは冷たかった・・・。
「ま〜んじょ〜うめ〜。もう一回デュエルしようぜ〜。な!」
十代は尚も万丈目に懇願する。
「・・・・・・・・もう眠い。」
万丈目は目をこすりながら十代の申し出を断った。それもそのはずだ、もう時刻は夜中の2時を過ぎている。明日のためにも寝ておいたほうがいい。
「じゃ、一緒に寝ようぜv」
十代はさらりと言ってのけた。が、万丈目が許すはずは無く・・・
「絶対に嫌だ。と言うか部屋に戻れ、お前は!」
「でも翔たち起こしたらかわいそうだしさー。」
「俺にも少しは遠慮しろ!このドロップアウトボーイが!!」
万丈目はだいぶキレかかっている。が、十代は大して気にしてはいない。それどころか
「久々に言われたな、そのドロップなんちゃら。いいだろ、一緒に寝るくらい。なんもしないってv」
と、言ってのけた。
「あってたまるか!勝ったのは俺だぞ!!何で貴様のわがままに付き合わなきゃならないんだっ!!」
絶対に折れてやるもんかという万丈目の態度に、どう対抗するかを十代は頭の中で考え始めた。
「(何で一緒に寝るだけで、んな怒るんだよ…。ここまで抵抗されると逆になんとしても一緒に寝たくなるよなぁ…さて、どうしたもんかね。)」
必死に頭を巡らす十代をよそに万丈目は今にも寝てしまいそうだ。頭が船をこいでしまっている。
「(…眠そうだな〜。もう、アレだ。万丈目が寝るまで待つか。んで、万丈目が寝たらオレも寝る…と。完璧だぜ!ガッチャ!)」
十代の頭の中で計画が出来上がったと同時に、万丈目はとうとう眠ってしまった。
「って、万丈目のヤツ寝ちまったのかよ。じゃ、オレも寝よーっとvv」
十代が万丈目のベッドに入り込み、隣で寝ようとした瞬間
『十代の旦那ったら夜這い!?いやん、ハレンチだわー!!』
万丈目に憑いている精霊、お邪魔イエローが叫んだ。そして、その叫びを合図に他の精霊達がどんどんと2人の周りに集まってくる。
「うぇ!?ちょ、ちょっと待てよ!お邪魔イエローたち!!オレは別にやましいことは何も…っ!!」
十代の訴えむなしく、イエロー達お邪魔三兄弟はもちろん、お邪魔キングもアームドドラゴン達も戦闘体制に入っている。
『『一斉攻撃―!!万丈目サンダースペシャルよ〜〜!!』』
「うわあぁぁぁぁぁ!!?」
哀れ十代は、部屋から追い出されてしまったのであった。…実際、精霊の攻撃が当たるわけは無いので、迫力に負けて自ら部屋を出た。と言うのが正しいのだが。
「ちっくしょ〜…しょうがない、自分の部屋で寝るか…ってあれ!?もしかしなくても鍵かかってますか!?嘘だろー!おい、翔!隼人!開けてくれよー!!」
真夜中のレッド寮に、遊城十代の叫び声だけがこだましていた。その日十代が寝れたのかどうかは定かではない…。
ちゃんちゃん。
初・小説です…漫画と違って絵がないから、場面を文字で表すことに大苦戦…;
まだまだ下手で申し訳ないです。頑張ってこれからちまちまと書けたらいいなぁ…とか思ってます。